100年前、アンナ・ジャービスという一人のアメリカ人女性が、亡き母を偲びカーネーションを捧げたのがはじまりとか。
“いつまでも母を忘れない”という想いの原点に還って、「心に残る母の言葉」を募集しているのだ。
さて、私自身の「心に残る母の言葉」を思い返してみる。
あれは中学生のときだっただろうか。
学校でちょっと悪乗りをしてやったいたずらが先生にばれてしまい、母親が呼び出しを食らった。
仲間の母親数人と、タップリ先生に絞られて家に帰ってきた。
そのとき、もちろん「あんたはなにやってるの!」
と怒られたのだが、生意気盛りで、ちょうど反抗期でもあったのだろう、私も「そんなこといったって、たまたま見つかっただけじゃん」と口ごたえをしたものだ。
もちろん、今から思えばそんな言い訳は通用しないとすぐわかりそうなものだが、若気の至りだった。
そのとき、母親は「見つからなければ何をやってもいい、なんてこという子はうちの子じゃない」と言ったのだ。
これはこたえた。
そうだよな。
そんなの、人の道から外れてるもんな。
ちょっと浮かれていた厨房だった私が、生活態度を改めたキッカケだった。
このときのことは、いまでも母に感謝している。
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